我が家の小2は伝記が大好きです。買ってきたらすぐにひたすら読んでいます。最初は2年生版のみ買っていましたが、どんどん読み進めるので、1年生、3〜6年生版も購入しました。
幼稚園の頃からさぞかし読んでいたのかというと、それはそれは全く文字が読めない(読もうとしない)子どもでした。
読ませようとすると、ものすごい癇癪を起こすので私も「家の空気が悪くなるくらいなら読まなくてもいいか。学校生活が始まれば読めるようになる」と思い、読ませないことにしました。
絵本の読み聞かせは大好きだったし、長い時間お話を聴くことや話の内容理解はできていたので、読み聞かせは続けていました。
ただ、気まぐれでたまにお店の看板(2〜3文字)を読むこともありましたので、読んだときには「すごい!読めるようになったね!」「スラスラと読むスピードが速くなったね!」とめちゃくちゃ褒めていました。
1年生になってからも、あまり読めません。読めていた子はスラスラ読みますが、我が子はとてもたどたどしく、間違い読みをすることもあります。でもとりあえず気にしない。気にしないでいると、次は年中の4歳がなぜか文字が読めるようになってきました。(この子はチャレンジパッドという1年生用の教材で読めるようになったらしい!)
1年生の夏休みになってもたどたどしさはあいかわらず。初めての絵本も少しあやしい…。1年生の課題図書すらあやしい…。しかし、一応「10分で読める名作 1年生」など目安の本は、そばに置いておくようにしました。かいけつゾロリも2冊書いました。
文字が読めるようになってやっと1年が過ぎた頃、1年生の課題図書が読めるようになりました。コロナ休校のあたりから、本を読む時間が増え、たくさんの本を手当たり次第、読むようになりました。ブックオフでたくさん図鑑や本を購入したものです。
歴史に興味をもっていた子どもでしたので、伝記を買ってみるとこれが大当たり。どんどん読むのです。同じ野口英世さんの物語にしても、いろいろな書き方があるので、楽しいようです。
2年生になってからは音読も毎日先生がサインをくださるので、張り合いがありよく読めるようになりました。
興味がない子どもに、もし無理やり学習をやっていても私の労力は疲弊するだろうし、本人に身につく時間もかかります。
本人の意欲関心を見極めた方がラクだし、能力の伸び具合も半端ない。だから私は待っていてよかったなと今、思います。
【文字習得のためにやったこと】
◯ひらがなのなぞり、線のなぞり
◯図形描写
◯絵本の読み聞かせ
◯お話の記憶
◯文字と一緒にイラストを描いてあげること
◯幼稚園の道具や家でのポスターなどにできるだけ文字を書いて、触れる機会や環境を増やしていたこと
【やらなかったこと】
◯文字を無理やり読ませること
◯人と比較すること
「幼稚園の頃は、文字を読むのがめんどうだったの」という言葉が面白いし、今しか聞けない。